FocusCD Q&A基礎編



Q1:他のことをしながらFocus CDを聴いてもいいですか?
Q2:どんな時にDisk1のClarity/Flowを聴いたらいいですか?
Q3:どんな時にDisk2のFocus/Attentionを聴いたらいいですか?
Q4:どんな時にDisk2のEnvison/Brainstormを聴いたらいいですか?
Q5:各トラックは最後まで聞かないと効果が得られないのですか?
Q6:Focus CDはどれくらいの頻度で聴いたらいいですか?
Q7:Focus CDを聞いている期間(時間)だけしか効果がないのでしょうか?
Q8:どのくらいの期間使い続けると聴いていない時も効果が出るようになりますか?
Q9:Focus CDでも脳の神経系は成長しますか?
Q10:Insight CDとFocus CDを併用しないと効果が期待できないのですか?
Q11:Focus CDは注意力が散漫な子どもにも効果があるのですか?
Q12:記憶に最適なトラックはどれですか?
Q13:Disk1のClarity/Flowを聴いていると眠くなってしまうのですが、どうしたらいいですか?
Q14:Disk2のFocus/Attentionを聴いていると頭痛がするのですが、どうしたらいいですか?
Q15:Focus CDは長時間聴いても大丈夫ですか?
Q16:フォーカスのどのトラックを聴いても眠くなるのですが、どうしたらいいですか?

Q1:他のことをしながらフォーカスCDを聴いてもいいですか?
 
A1:はい。問題ありません。
   フォーカスCDは何か活動している最中に聴くために作られています。

仕事、学習、読書、運動などで集中力、明晰さ、注意力、創造力を高めたい場合にお使いください。

しかし、軽い変性意識状態に入りますので、自動車の運転や危険を伴う機器の操作を
する場合には併用しないでください。思わぬ事故の原因となる場合があります。

 
Q2:どんな時にDisk1のClarity/Flowを聴いたらいいですか?

A2:Clarity/Flowは読書や趣味を行う場合などのリラックスした集中状態に適しています。

速読やフォトリーディングをする場合に聞き流しておいたり、
自己啓発教材・英会話教材と重ねてClarityを聞くと、学習効果が高まります。

ジョギングなどの運動にも適していて、いわゆる「ゾーン体験」「フロー体験」に入りやすくなります。
早いアルファー波を誘導するバイノーラル技術を使用しています。

Clarity/Flowで眠くなってしまう方は、Focus/Attentionを聴かれるとよいでしょう。
ほとんどの場合、1ヶ月程度で違和感はなくなります。

 
Q3:どんな時にDisk2のFocus/Attentionを聴いたらいいですか?
 
A3:Focus/Attentionは仕事、学習などで、細部に注意を払う必要がある作業を行うのに適しています。

ベータ波を誘導するバイノーラル技術を使用しています。
Clarity/Flowで眠くなってしまう方はこのFocus/Attentionを使われるとよいでしょう。

通常ベータ波はストレス時の脳波として「悪いもの」とされていますが、
Focus/Attentionで誘導されるベータ波は、右脳と左脳が同調した健康的なベータ波ですので、
爽快な集中力が長時間維持できるようになります。

Focus/Attentionで頭痛がするなどの場合には短時間で中断して、徐々に慣らしていくか、
Clarity/Flowをお使いください。

ほとんどの場合、1ヶ月程度で違和感はなくなります。

 
Q4:どんな時にDisk2のEnvison/Brainstormを聴いたらいいですか?

A4:Envison/Brainstormは創造力を発揮したい時に適しています。
   素早く問題を解決したい時や、ブレーンストーミングなどで
   創造力を発揮し、新しいアイディアを引き出します。

アルファー波とシータ波誘導するバイノーラル技術を使用しています。

最近の研究では、記憶力が発揮されている時にはシータ波が出ている、という研究がありますので、
試験などの準備で覚えることが多い教科の勉強に使われるといいでしょう。

フォトリーディングの「活性化」段階やマインドマップ作成時に聴くと、
効果が高まることも分かっています。

 
Q5:各トラックは最後まで聞かないと効果が得られないのですか?
 
A5:長時間の読書、仕事、学習、運動で使用することを考慮して
   22分から72分の長時間の録音になっているだけですので、
   各トラックを最後まで聞かないと効果がない、ということはありません。

ただ、最善の効果を得るためには最低20分聴くことをおすすめします。
脳がCDの誘導に馴染むまでそれくらい時間が掛かるためです。

作業や勉強の20分ほど前から脳を慣らしておくとスムーズに快適な集中状態に入れます。
また、長時間でも集中できるように音響技術が工夫してあります。

 
Q6:フォーカスCDはどれくらいの頻度で聴いたらいいですか?
 
A6:フォーカスCDは、集中力、注意力、創造力が必要な時に、好きなだけお聴きください。

数時間聴き続けても大きな副作用はありませんが、
一日に長時間お使いになりたい方は、
フォーカスCDは長時間聴いても大丈夫ですか?
も必ずご参照ください。 

また、集中力が高まるため、入眠前にフォーカスCDをお聴きにならないようにしてください。

また、中にはCDの刺激に慣れないうちに、眠くなったり、頭痛したりする方もいらっしゃるようです。
その場合は、使用時間を短くするか、しばらく期間を空けるなどして、徐々に慣れていってください。

 
Q7:CDを聞いている期間(時間)だけしか効果がないのでしょうか?

A7:フォーカスCDの効果は2つあります。

ひとつは即効性のあるもので、仕事や勉強中に集中力が高まるというものです。
ほとんど方が初めてフォーカスCDを聴いたときからこの効果を感じられます。

同時に、日常的にフォーカスCDを聴くようにしていると長期的な効果も現れてきます。

フォーカスCDを日常的に使用すると、脳を「全脳シンクロ状態」に導いて、
右脳と左脳がバランスよく協働するようになり、
高度に集中した状態がどんなものであるかを脳が学習していきます。

そして徐々にフォーカスCDがなくても自然に同様の高度集中状態になるように、
脳の働き方が進化していきます。

 
Q8:どのくらいの期間使い続けると聴いていない時も効果が出るようになりますか?

A8:長期的な効果の実感を得るまでの期間には個人差がありますので、
   まずは聴ける時に快適さを充分味わわれることをお勧めします。

確かに、「仕事中や授業中に聴けないが、聴けたらどんなにいいことだろう・・・」
と思われるお気持ちは理解できますが、
聴ける時に気楽に聴いて、充分に快適さを味わわれるといいと思います。
そうしている内にいつも聴くようになって、脳も変化していきます。

私は自宅で作業していますので問題ありませんが、うっかり聴かずにやっている時など、
あわてて聴いて、ほっとして、その後何時間も快適に仕事をする、ということもしばしばです。

それと同時に、フォーカスを聞き始める前の4ヶ月前と比べると、
聴いていない時も快適さが増した、という印象を持っています。

 
Q9:フォーカスCDでも脳の神経系は成長しますか?

A9:はい。

バイノーラル・ビートには脳の神経系を成長させる効果がありますので、
フォーカスCDにもその効果はあります。

ただ、脳神経系の成長作用はインサイトCDの方が強くなっています。
脳波の中で一番その作用が強いデルタ波を誘導するからです。

最近の研究では、シータ波が神経細胞の増加にかかわることが分かってきています。

久恒辰博・東京大助教授(脳科学)らによると、

  「シータ波が海馬に伝わると、神経細胞が神経伝達物質ガンマアミノ酪酸(GABA)を出し、
  それが神経細胞の元となる前駆細胞を刺激、神経細胞ができる」

ということが研究によって分かったということです。

 
Q10:インサイトCDとフォーカスCDを併用しないと効果が期待できないのですか?

A10:いいえ。インサイトCDとフォーカスCD2枚組みは独立しており、使用目的も違います。

確かにインサイトCDとフォーカスCDを併用すると、リラックスと集中のメリハリがついて、
生活のリズムが整い、脳力開発が加速されますが、必ずしも併用する必要なありません。

目的に応じて使い分けられるといいでしょう。

 
Q11:フォーカスCDは注意力が散漫な子どもにも効果があるのですか?
 
A11:はい。フォーカスCDは集中力と明晰さを改善し、注意力と認知機能を高めます。

この20年の間にいくつかの研究がなされ、バイノーラル技術が注意力、集中力の向上と
注意力散漫な状態の改善に効果があることが報告されています。

1991年の応用心理生理-バイオフィードバック学会年次会で、ハロルド・ラッセル博士は、
ベータ波がADD(注意欠陥障害)の子どもの認知機能を改善したとの研究を発表しています。

さらに、1997年にデューク大学医療センターの精神医学・行動科学学部が行った研究によると、
バイノーラル技術が認知機能の向上に効果があることが示されています。

その研究には「バイノーラル音響技術の刺激は、課題の達成具合と課題にまつわる気分に
影響を及ぼす」と報告されています。

(Lane,Kasian,Owen,Marsh; 1998, Binaural Auditory Beats Affect Vigilance,Peformance, and Mood; Physiology & Behavior, Vol.63, No.2)
(論文タイトル:バイノーラル・ビートは不眠症と課題達成能力と気分に影響を及ぼす)

 
Q12:記憶に最適なトラックはどれですか?

A12:シータ波とアルファー波を誘導するDisk2のEnvisionです。

最近の研究で、シータ波と記憶が深い関係にあることが分かってきています。
このことは、あるテレビ番組で紹介され、話題になりました。

 
Q13:Disk1のClarity/Flowトラックを聴いていると眠くなってしまうのですが、どうしたらいいですか?

A13:Clarity/Flowでも眠くなる方はよくいらっしゃいます。
  まず日頃の疲れを解消する作用が強く出ているのだと思われます。

インサイトやフォーカスを聴いて眠いうちは、
かなり脳に疲れが溜まっている状態と思われていいと思います。

脳が疲労を解放しながら、新しい刺激に対応して変化しようとしている現象ですので、
慣れるにしたがって眠くならなくなってきます。

少しずつ慣れていくか、Disk2のFocus/Attentionを使うなどして様子を見られるとよいでしょう。

ちなみに、Disk1のClarity/Flowは適度なリラックスに導く【アルファ波】をメインに誘導するため、
人によって眠くなりやすい、という特性もあります。

Disk2のFocus/Attentionは集中力を喚起する【ベータ波】をメインに誘導するため、眠くなりにくいでしょう。

また、インサイトを併用して、深い休息を連日取られるようにするのも一案です。

インサイトの聴き始めのころはすぐに眠くなると思いますので、眠くなったら
無理せずイヤホンをはずして寝てしまってください。

徐々に起きてインサイトを聴いていられる時間が長くなってくると、
睡眠の質が改善されてきて、目覚めもよくなってきますし、
昼間もスッキリした感じが続くようになってきます。

その頃には、Clarity/Flowなどを聞いても眠くなりにくくなっていると思います。
 
朝30分早く起きて、寝ぼけまなこで座ってインサイトを24分聴くのもお勧めです。
30分睡眠時間が減ってもそれを上回る休息が取れます。

フォーカスCDを使おうと思われた最初の目的が達成されるように
疲労回復も含めた日常生活のリズム全般を一度見直されるのもよいかもしれません。

大抵の方は3ヶ月程度使う間に、明らかな変化を感じられるようですので、
気長な気持ちで毎日お試しください。

なかなか慣れないようでしたら、
また詳しいご様子をお聞かせいただければなにかしらアドバイスできると思いますので、
お気軽にメールでご相談ください。

 
Q14:Disk2のFocus/Attentionトラックを聴いていると頭痛がするのですが、どうしたらいいですか?

A14:他のトラックを試してみてください。

Disk2のFocus/Attentionトラックは、かなり集中した状態に脳を導きますので、
人によっては聴き始めの時期に頭痛などの不快感を感じる場合があります。

その場合は、まずは代わりにClarity/Flowをお試しください。(もしくはEnvision/Brainstorm)

ベストに集中できる状態になるために一番よいトラックは人によって違う場合がありますので、
不快感を感じずに目的を達成できているかどうか、を目安にして、
ご自分にあったトラックを探ってみてください。

他のトラックで馴染んでくるにつれて、Focus/Attentionトラックも楽に聴けるようになっていきます。


Q15:フォーカスCDは長時間聴いても大丈夫ですか?

A15:念のため、初めは短い時間から徐々に慣れていくようにしてください。


フォーカスCDは長時間聴いても問題のないように製作され、
その安全性もテストされていますので、使用時間制限はありません。

ただいきなり初日から10時間使い続けると、人によっては不快感が出る場合があります。

フォーカスCDは長時間の利用でも不快感/違和感が出ないように設計されていますし、
フォーカスCDに使用時間制限はありませんので、通常問題ありません。

しかし、初めて長時間利用される場合には念のため、脳がCDの刺激に慣れるまでは、
常に少し早めにCDを休んで、徐々に慣れていかれることをお勧めします。

最初の内の一日の使用時間は、3〜4時間程度からにされた方がよいでしょう。
それだけでもかなりの能率アップにつながるはずです。

様子を見ながら、徐々に使用時間を増やしていくのが、最も効果をあげるための最大のコツです。

決して無理をせず、念のため予防法として、
少しでも疲労や不快感を感じたら、すぐ休むということを心掛けてください

特にCDご利用の初期の段階では、常に疲労を感じるよりも少し早めにCDを休んで、
無理をなさらないことが大切です。

フォーカスCDを長時間利用する際のコツにつきましては、
1日10時間勉強する場合のフォーカス・インサイトの使い方
もご参照ください。


Q16:フォーカスのどのトラックを聴いても眠くなるのですが、どうしたらいいですか?

A16:使い続けていくことで楽に起きていられるようになります。

聴き始めたばかりの時期に、そうなることはありえます。
我慢できる程度の眠気であれば、そのまま聴き続けて慣れていく方がよいでしょう。

一番意識が覚醒しやすいのは、2枚目の1トラック目(Focus/Attention)ですが、
ご自分で一番目の覚めやすいトラックを探ってみてください。

半分眠いくらいの状態は、潜在意識が働きやすいので、
リラックスして深い学習ができる可能性が高まって、勉強に適しているとも言えます。

半分眠いような状態は、記憶を司る脳の部位において、
神経系や記憶が整理されやすい状態だそうです。

ただ、勉強時に集中する、という目的を達成することが重要になりますので、
あまりにも眠くなる場合にはしばらくの間は、聴いていて眠くなったらすぐに聴くのをやめるか、
勉強中には聴かずその前後に聴くなどして、とりあえず勉強ができる状態を維持して、
脳が徐々に慣れていくようにするとよいでしょう。

この方法は遠回りのように感じるかもしれませんが、
眠くなるのは、今のところの【脳】にとって、眠る必要があるからだろうと推察されますので、
聴ける時に聴いて、眠ってしまった方がいいでしょう。

その裏メカニズムをごく簡単に説明いたします。

フォーカスCDを聴くと、気持ちよくなるホルモンもよく出るようになります。
それらのホルモンがたくさん出る人は初めの内はかなり眠くなります。

気持ちよくなるホルモンが出たり、眠くなったりすることによって、
脳神経系のつながりがより育ちやすくなるようですので、
今のところ、必要があって眠くなっている、と考えられるとよいでしょう。

睡眠は脳神経系の健康・発達を促進します。

また、フォーカスCDをいくら聴き続けても眠いまま、ということは考えにくいです。

2006年09月17日 18:38