FocusCDで集中力がアップしない場合、どうしたらよいか?



フォーカスCDの効果の個人差を埋めるにはどうしたらいいのでしょうか?

フォーカスCDをご購入なさる方は、集中力を発揮して、何かを達成したい、
という意欲の強い方だと思いますので、このページでは
フォーカスCDの効果を充分に感じていただけるようなポイントを
多岐にわたってご紹介したいと思います。


なかには、「こんなことまで・・・?」


と思われるようなことも含まれているかもしれませんが、
人間の集中力というのは、単にフォーカスCDで「脳波の調整」をするだけでなく、
様々な心理的・生理的・身体的な工夫で、いくらでもアップさせることができるのです。


  フォーカスCDの効果をより効果を上げるために。

  フォーカスCDの効果の個人差を少しでも埋めるために。

  そして、あなたの目的が達成され、

  充実感のある幸せで楽しい人生になるように。


そんな思いで、様々なアプローチをご紹介したいと思います。


たくさんの情報がありますので、ひとつずつ実践して習慣にしながら、
時々またこのページに戻ってきて、自分にあったものから身につけていってみてください。


基本的事項の確認から、かなりマニアックで有料で紹介してもよいくらいの情報を公開しています。


■最大の基本 毎日地道に使い続ける


フォーカスCDを使って集中力を上げるには?、という点に絞って言えば、
基本は、毎日フォーカスCDを聴き続けながら、
コツコツと集中して勉強や仕事をされること、に尽きます。


通常フォーカスCDは、早い人は初日から、遅い方でも3ヶ月日常的に使われていると、
使い始める前と比べて何かしらの改善が感じられることがほとんどですので、
まずは地道に使い続けてみてください。


フォーカスCDは、CDをセットして、ヘッドフォンで聞き流すだけですので、
手間らしい手間はかかりませんよね。


たとえ短期間の内に劇的に集中力がアップした感じがしなかったとしても、
試験勉強や仕事への集中という明確な目的を持って、
日々必要なことに取り組まれるわけですから、
その地道な努力は必ず底力となって身につくものです。


フォーカスCDを使い続ける限り、
日々、左右の脳神経系のネットワークはバージョンアップし続け、
あなたの努力を確実に底支えします。


■他のトラックを試す


高度な集中状態を目的とする場合には、
2枚目の1トラック目(Focus/Attention)をお勧めしますが、


2枚目の1トラック目(Focus/Attention)で効果を感じにくい場合には、
1枚目(Clarity/Flow)を試されることをお勧めします。
少々リラックスした集中状態に導きます。


集中状態のレベル順に並べてみると、

  2枚目の1トラック(Focus/Attention)が一番高度な集中状態に導き、
  1枚目の(Clarity/Flow)がリラックスした集中状態に導き、
  2枚目の2トラック(Envsion/Branstorm)は、よりゆるやかに発想が湧きやすい集中状態に誘導します。


私の個人的な好みでいえば、2枚目の2トラック(Envsion/Branstorm)が、
一番リラックスして、気楽な気持ちで仕事や勉強に取り組めます。


フォーカスCDのどのトラックが最適かというのは、
高度な集中状態を目的とされる場合にも、個人差がありますので、
他のトラックも数日ずつ試して、ご自身に合ったトラックを探してみる価値はあります。


■【理想の集中状態】とは?


なかには、実際は集中力を発揮しているのにもかかわらず、
自分の思い描いている【理想の集中状態】ではない、というだけの理由で、
「自分は集中できていない」と感じてしまうことがあります。


例えば、こんな状態を「理想の集中状態」と捉えていると無理があります。

  例:中学生1年生が大学受験レベルの数学をスラスラ解ける状態。


【学習】【集中力の発揮】とは、


  今までできなかったことが、少しずつできるようになっていくこと
  今までわからなかったことが、少しずつ減っていき、わかることが増えていくこと
  本来持っている未開発の脳力が開発され、より使えるようになること


それが【学習】であり【集中力の発揮】です。


実際には集中できているのに、主観的に集中できていない、と感じてしまうと、
自負心・自尊心が低下して、自分を責めたり、やる気がうせてしまうことがありますが、
それは大変もったいないことです。


【理想の集中状態】として、上記の例のように、


  「現在の実力・理解力とあまりにもかけ離れた課題がスイスイできるような状態」


をイメージしてしまうと、「やっぱりできなかった」となってしまいがちです。


心理学的にもっとも【やる気】と【集中力】が発揮されることが分かっている「課題の難しさ」は、


  現在のレベルより10%程度難しい課題
  ほんの少しだけ他人に教えてもらったり助けてもらえばできるようになる程度の難易度の課題


だと言われています。これは、仕事でも勉強でもスポーツでも同じです。


要するに、ほんのちょっとだけ難しくて、
比較的早い段階で「できた」「分かった」という達成感が、得やすい難易度の課題です。


しかし、現実の生活のなかでは、そういうレベルの課題だけを選べるわけではありません。


また、逆に、
自分には不可能と思えるくらいの大きな夢・目標・目的を持つことで、
自分のモチベーションをあげられることもあるでしょう。


ですから、
仕事でも勉強でもスポーツでも、このレベルを超える難しい課題・商談や、
新しい技能の習得に関わる場合には、


  自分は今、かなり難しいことに取り組んでいるのだから、
  すぐにはできなくても、じっくり取り組んでいこう


という心構えをもって、


  1)課題を細分化して、細切れで取り組む
  2)何度も繰り返して習得する


という具合に進んでいきましょう。


目標・目的・夢があなたにとって本当に大切なものである限り、
パワーとやる気は湧いてくるはずです。


フォーカスCDは、そのあなたのパワーを効率よく脳が使えるように、
集中力を調整してくれます。


■うまくいっている部分に注目する


難しい課題に取り組んでいる際は特にそうですが、
【少しでも良くなっている部分】を見つる習慣をつけることは大切です。


そのための方法として、次のような数値化が役に立ちます。


集中度を0〜10で表した場合(0が全く集中できない、10が完全に集中できている) 、


 1.現在の集中度を0-10で表すとしたら、いくつになるでしょうか?
   (既に勉強や仕事に取り組まれておられると思いますので、0ではないでしょう)

 2. 1以上の集中度合いであるならば、
  それ以下の数字でなくその数字の集中度になっているのは、すばらしいことです。

  それ以下でなくその数字になっている「理由」と、
  それ以下でなくその数字になっているのに役立っているあなたの「行動」を
  それぞれできるだけたくさん思いつく限り書き出してください。

 (↑このように、上手くいっている部分に焦点を当てる癖をつけることが、
  集中力や意欲を上げるために、最も有効です)

 3.もし、その集中度合が、1ポイントだけ上がったとしたら、
  そこにはどんな変化・兆候があるでしょうか?
  丁寧に考えて、できるだけたくさん書き出してください。

 4.3で書き出したことに照らして、この状況での集中力を引き上げるために、
   これから24時間以内にできる最初の小さな行動(決して大きなことでなく)は何でしょうか?

 5.4で書き出した行動をいくつか始めてみて、
   少しでも集中度が上がる(不満度が減る)瞬間に気がつきましょう。

 6.それを足がかりに、その良い瞬間・経験が続くように何でもやってみましょう。

 7.このプロセスも、一度や二度行うのではなく、是非、日常的な習慣にしてみてください。

 8.時々、この記事をいつでも読み返せるようにしておくのもよいと思います。


勉強だけでなく、人生全体に大きな好影響があるでしょう。


■【集中力】が発揮できているかどうかを客観的に判断する


集中できていた(いる)のかどうかを意識的・客観的に確認するための視点を紹介します。


■集中の指標 その1 集中時間


あなたにとって「集中力が続いている」「集中できている」ことになる指標は
どのようなものがあるでしょうか?


それは集中できる「時間量」でしょうか?
だとしたら、今の集中時間がどれくらいで、理想はどれくらいの時間でしょうか?


まずはそれを書き出してみましょう。


そして、フォーカスCDを使わない場合と比べて、
使っている時の方が集中できている時間が少しでも増えたのであれば、
それは集中力が上がっているわけです。


ここで注意しておきたいのは、
フォーカスCDを利用していると、時間の感覚が変わってしまうことがある、ということです。

例えば、


  3時間くらい集中していたと思っていたのに、まだ1時間しか経っていなかった、


ということがありえます。
これはつまり、短い時間のなかで相当集中してたくさんの物事に取り組めた、ということを意味します。


またそれとは逆に、


  まだ30分くらいしか経っていないだろう、と思っていたのに、2時間くらい集中していた


というケースもあります。
これはつまり、とても楽に流れるように集中していたので時間を短く感じた、ということです。


どちらのケースも、集中力が発揮されている状態と言えます。


このように、時間が過ぎる感覚に注意を向けることで、
フォーカスCDによる集中力アップ効果を確かめることができるわけです。


■集中の指標 その2 集中の質 雑念への対処法


集中した時間とは別に、集中の質・内容によって、「集中できたかどうか」を測ることもできます。
だとしたら、あなたにとって特にどのような状態が理想の集中状態でしょうか?


よくありがちなのが、
雑念が多いために、集中できていないと感じる場合があります。


「雑念さえなければ・・・」という感覚です。


雑念自体は、多かれ少なかれ誰にでもあるものですので、
もし雑念が多いがために集中が続かないと感じておられるのでしたら、
まず、難しく深刻に考えるのをやめましょう。


ものすごく単純に「ただ勉強に戻ろう」と意識を戻すのを、
本当にシンプルに続けるだけでよいと思います。


その「戻ろう」とする回数がいくら多くても全く問題ありません。
ただ「勉強(仕事)に戻る」ことを繰り返せばいいわけです。


集中力は、一つの技術・技能でもありますから、他の事に気をとられないようになるために、
最初の内にある程度の訓練が必要な方もいらっしゃいます。


---追記---
フォーカスCDは、ADD/ADHD(注意欠陥/多動障害)の方にも効果がありますが、
もし、フォーカスCDだけで集中力・注意力の改善が見られない場合は、
栄養療法を専門とする医療機関で、食事指導・サプリメント摂取を受けるのもよいと思います。
---


フォーカスCDは、そういった方の努力がちゃんと実るように脳波レベルでサポートしますので、
フォーカスCDを聴かない場合と比べて、質の良い集中力を身につけやすくなります。


さらにフォーカスCDを聴かない場合よりも、確実に早く集中力が身につくようになりますから、
焦らずじっくりと、大船に乗ったつもりで、勉強や仕事に集中なさってください。


また、気になっていることがたくさんあると、集中力が落ちて、雑念が増えますので、
気になったことをその都度ササッとメモして、


 これは後で考えよう


としておくのもお勧めできます。


最初のうちは同じことが何度も気になって出てきますが、
それでも気にせず【これは後で考えよう】とちょっとメモするクセを続けるうちに、
だんだん脳が安心して、気になることが減ってきます。


これは、たとえ数ヶ月単位で時間がかかったとしても、やる価値があることです。


こうした雑念をのべつまくなしに書き連ねていくことで、
自分の本音、本当にやりたいこと、本当はいやなこと、
などが見えてくることがあるためです。


このテクニックに関する詳しい情報は、
ずっとやりたかったことを、やりなさい。 ジュリア・キャメロン著
に紹介されている「モーニングページ」という方法を参考にしてください。


クリエイティブにあなたらしく生きる道を見つける方法が実践的に解説されています。


■結果・効果を焦らない


また、大きな目標を立てていたり、早く結果を出したい、と思っている場合、
それがストレスになって、フォーカスCDやインサイトCDの効果を実感しにくい場合もあります。
(これは、本当によくあるパターンです)


その場合には、結果を焦ったり、自分を追い立てることなく、
ゆったりじっくりとしたペースで物事に取り組むことが、急がば回れで、かえって効果的です。


■そもそも何のためにそれに集中したいのかを確認・意識する


本当にやりたいことであれば、やる気やアイディアは自然に湧いてくるものですから、
実はフォーカスCDを使わなくてもフォーカスCDを使っている時と同じように、
全脳が同時に活性化して、自然に集中力が発揮できてしまうものです。


そもそもフォーカスCDは、そうした人の脳波状態をモデルにして作成されているくらいですから。


しかし、やる気が起きない、集中できない、という場合には、


 自分が本当に望んでいることの【本質】に気づけていないことが多いものです。


意欲や集中力が落ちてしまっている時、
そのことに取り組み始めた頃の【初心】を思い出し、【最終的に何が得たいのか?】
ということを明確にしていけば、意欲と集中力を取り戻すのは簡単です。


次のように自問自答してみましょう。


  これは、本当に自分が望んでいる目的/目標か?

  それは私にとって本当に大切なものか?

  もしそうでないなら、私が本当に望んでいるもの/ことは何か?

  元々、何のためにこの勉強(仕事)をし始めたのか?

  自分が本当に望んでいる結果は何か?

  現在集中したい事柄を成し遂げたら、何が得られるか?

  さらに、それが達成されたら何が得られるか?そしてその後、何を得たいと思うか?

  そしてさらに、それが達成されたら何が得られるか?そしてその後、何を得たいと思うか?


こう問い続けて、出来る限り【高次の目的】【本当に最終的に得たいもの】
を明確にしてみてください。


ずっと問い続けていくと、それは【平安】【一体感】【幸福感】【楽しい】などといった、
抽象的かつ、リアルな体感となっていくはずです。


望んでいるもの/ことの【本質】がリアルに喜びを持って感じられれれば、感じられるほど、
【今何ができるか?】というアイディアや、【やる気】【集中力】が自然と湧いてくるでしょう。


このプロセスの参考になる書籍としては、
コア・トランスフォーメーション:癒しと自己変革のための10のステップ
をお勧めします。


是非【何のため?】【最終的に何が得たい?】を問い続ける習慣をつけてみてください。
そこにあなたの意欲と集中力の【源泉】がありますよ。


この問いをし続けていると、いろんなことに気づく場合があります。


・本当にやりたいこと・得たい感情が別にある、ということが分かるかもしれません。

例:この仕事(勉強)をしないと上司(親)に叱られるから、と思ってやり始めていたが、
  実は、やり遂げたという【達成感】や【自信】を感じたい、ということが分かるかもしれませんし、
  親や上司に認められて【安心感】や【絆】を感じたい、ということが分かるかもしれません。


・目的を果たすためには、やりたくないこともやる必要がある、という理解に至るかもしれません。

例:憧れのアロマセラピストになるために、苦手な化学式を覚える必要がある場合などです。


・本当に望むものがハッキリして、当初抱いていた意欲を取り戻せるかもしれません。

例:英単語を一生懸命覚えるようになったのは、アメリカ人の彼女と楽しい会話をして、
 ゆくゆくは結婚したいから、というような場合です。


・やるべきこと、やりたいことの優先順位に整理がついて、ライフスタイルが変わるかもしれません。

例:経済的に豊かな生活をするために仕事にかなりの時間を費やしていた人が、
  改めて経済的に豊かになることで何を得たいのだろう?と想いをめぐらせた時、
  「ゆっくり生きたい」ということだった、ということに気づいて、
  すぐに農村で自給自足生活を始める、などの例です。


いずれにせよ、初心の意欲を取り戻すために、【そもそも何のため?】
という問いを発することは役に立ちます。


  そうだ、この目的のために、私はこれをやろうと決めたんだ!
  私はこれをやるのが好き!楽しい!


そう思い出せるようになれば、集中力は自然に回復してきます。


すると、
苦手なことや嫌いなことすらも、やってみると充実感・達成感が感じられるかもしれません。

例:算数が苦手で嫌いな小学生が、フォーカスCDを聴きながら問題を解いていたら、
  思ったよりできたので、楽しくなって勉強が好きになった、というような場合です。


そして、フォーカスCDはそのあなたの自然な【意欲】【集中力】をさらにパワーアップさせることができます。


■ストレスや疲労をためないようにする


また、ストレスが多かったり、疲れていても集中力は続かないものです。


思い当たることがあるようでしたら、ゆったりする時間を別にとるようにしたり、
インサイトCDを寝る前などに聴いて、
充分リラックスする習慣をつけられるのもよいと思います。


以下、ストレスや疲労を溜めないようにするのに役立つ習慣をご紹介していきます。


■深呼吸を時々する習慣をつける


身体の使い方の側面から、集中力や脳力をアップする方法です。


集中していると、姿勢が固まって呼吸が浅くなりがちです。
すると、脳に充分な血液や酸素がいきわたらず、頭がボーっとしてしまいます。


まずは目に付くところに「深呼吸をする」と大きく書いて貼っておきましょう。
そして気がついた時に、1〜2度でいいですから、深呼吸をする癖をつけましょう。


腹式呼吸でも胸式呼吸でも何でも構いません。
【気持ちよく行う】ことのほうが大切です。


そして何回かに一回は、首、肩などを軽くさすって
そのさすった部位に息が入って ふわ〜〜っ とゆるんで膨らむようなイメージをして深呼吸をすると、
質の良いリラックスが短時間でできます。


余裕があれば、胸、脇、腹、腰、頭などもさすってあげるとよいでしょう。


深呼吸は、クセにする必要がありますので、最初は忘れてしまうかもしれませんが、
これをやり続けて積み重ねることの効果は絶大です。


これをクセにしないで、身体を固めっぱなしで一生を過ごすとしたら、
あなたの集中効率・脳力・リラックス能力は、どんどん下がっていきます。
人生全体を俯瞰して、取り組んでいかれることをお勧めします。


■ゆる体操をする


ゆる体操の詳細は、別項を立ててご紹介する予定です。


身体をモゾモゾ動かしたり、ゆらゆら揺すったりします。


楽しく、いつでもどこでも、簡単にできて、
脳力をアップするだけでなく、全身を元気に若々しくできてしまう画期的な体操です。


「ゆる体操」は勉強や仕事の合間に、2〜3秒から30秒くらいの
超短時間で挿入することができるのが、最大の利点です。


寝ながらでも、テレビを見ながらでもできる体操もあるので、
どんなにものぐさな人でも、どんなに忙しい人でも、
非常に始めやすく、続けやすくなっています。


簡単なのに、考えつくされた方法なので、誰にでもすぐに効果が得やすくなっています。


例えば、貧乏ゆすりのように、足を開いたり閉じたり、
腰や背中をモゾモゾさせたり、手をプラプラさせたり、
首・頭をくねくねとゆったり揺すったりするだけなので、
慣れれば、別枠で時間を取ることなく、仕事や勉強をしながら同時にできてしまいます。


脳力を最大限に発揮していくためには、このページ全体で説明しているような、

 1)情熱が湧く目標設定
 2)勉強・仕事のコツ
 3)栄養摂取
 4)ゆる体操


など全てを取り入れていかれるとよいと思います。


■周辺視野を確保する


ひとつのことに集中していると、目の焦点が中心の一点に集まります。
しかし、この視野の取り方(中心視野)は、脳力を最大限に活用するには適しません。


集中力、発想力などを最大限に引き出すには、
【周辺視野】を見ることが、一つのスイッチになっていることが分かっています。


【周辺視野】を見ている状態は、
無意識とか潜在意識と呼ばれる膨大な情報を含む領域にアクセスしやすくなっている状態です。


【周辺視野】の状態を維持する訓練は簡単にできます。


書店でもよく見かける3D立体視の本を【平行法】で見ている時は【周辺視野】ですし、
フォトリーディングでいう【ソフト・フォーカス】も【周辺視野】です。
(↑ご存じない方は、これらの意味は分からなくても構いません。)


一番確実・簡単に【周辺視野】に入る方法は、


 1)両腕を胸の前に水平に伸ばして、両手の人差し指を立てます。
 2)伸ばした両腕をゆっくりと左右に開いていきます。
 3)この時、呼吸を止めないで、深呼吸を続けながら、身体をリラックスさせます。
 4)両手を180度近くにまで広げて、左右の手を同時に見るようにすれば【周辺視野】です。
 5)この時、目は正面を向いたままで、意識だけを左右に広げるのがポイントです。


慣れてきたら、勉強や仕事をしながら左右の壁をちょっと意識してみるだけでも、
周辺視野の感覚が再現できます。


周囲のものに意識を集中するわけではありません。
目の前にある本・ノート・パソコンをちゃんと見ているのですが、
同時に、周辺も「ボンヤリと」意識にのぼっている状態です。


リラックスした集中状態に入りやすいことが実感できると思います。


自宅で仕事や勉強をされる方でしたら、左右の視野ギリギリのところに、
ろうそくを立てておくのもいい方法です。(火の元にはご注意くださいね)


もうひとつ、【周辺視野】を習慣化させるために効果的な方法は、
ブレインジムという脳の体操プログラムのなかにある【レイジーエイト】という方法です。


やり方は、下記動画の5:10から出ていますので、見ながらやってみてください。


■フォーカスCDをリピート再生しないで使ってみる


フォーカスCDは、72分(Clarity/Flow)、50分(Focus/Attention)、22分(Envision/Brainstorm)
という時間割がされています。


脳も連続使用すれば疲れますし、適度に休憩や運動を入れた方が、最終的な効率は高まります。
ですから、CDをあえてリピート再生せず、CDが終わったら、一休みする、
というリズムを作るのもいいでしょう。


■ インサイトを併用する


フォーカスCDとインサイトCDは目的が違うCDですので、
仕事や勉強中の集中力アップに直接・即効で効果があがるわけではありませんが、
深いリラクゼーションや、数ヶ月〜数年単位での地道な脳力アップが目的でしたら、
インサイトCDとの併用もお勧めできます。


■たんぱく質の多い食事を採る サプリメントを使用する


集中する際には、脳では物理的に物質が利用されています。
つまり、脳がちゃんと機能するためには、ちゃんとした栄養が必要です。


もしフォーカスCDを聴きつづけながら、このページに書いてきたような基本的な事項を
実行しているにもかかわらず、充分な集中力が発揮できない場合には、
食事の改善とサプリメントの摂取をすることは、充分に試す価値のある理にかなった方法です。


デスクワークなどの頭脳労働系の方や、精神的なストレスの多い方は、
ビタミンB群が通常の10倍近く消費されますので、
食事だけに頼らずサプリメントで補うほうが簡単で合理的です。


インサイトCD/フォーカスCD愛用者の方のための私のお勧めサプリメントはこちらに紹介してあります。


脳に必要な【原材料】としては、たんぱく質の摂取(体重の1/1000 60kgの人なら1日60g)が必要です。


良質なたんぱく質として最もお勧めできるのが、です。
ゆで卵をおやつ代わりにしたり、みそ汁やスープに溶かして飲んだりするのはお勧めです。
まずは、1日1〜2個から始めてみてはいかがでしょうか。


また、その原材料(たんぱく質)はそのままでは脳は利用できませんので、
それを脳が使える物質(=神経伝達物質等)に変換してくれる【加工屋さん】として、
ビタミンB群やビタミンC、亜鉛などが必須です。


この【原材料】(たんぱく質)と【加工屋さん】(ビタミン・ミネラル)の両方が充分に脳に行きわたらないと、
いくらフォーカスCDで脳波をいい状態に導こうにも、物理的に無理がかかります。


車にたとえて言うなら、
ボロボロのエンジン(脳)に、ろくにガソリン(栄養素)も入れず、
タイヤを速く回すための外付け補助装置(フォーカスCD)だけ良くしているようなものです。
(それって不自然ですよね?)


たんぱく質やビタミンB群、ビタミンC、亜鉛、などを摂取することは、
エンジン(脳そのもの)をよい状態にし、スムーズにガソリン(栄養素)がいきわたるようにすることで、
脳が本来持っている性能を充分に引き出すことになります。


そのうえで、フォーカスCDを利用すれば、ターボチャージャー(外付け加速装置)として、
ちゃんと集中力や記憶力のアップにつながります。


これは、
フォーカスCDを利用して、勉強法・仕事法を工夫しても集中力が上がらない方には、
特に見逃せない事項です。


フォーカスCDをしばらく利用しても、集中力がアップしない場合には、
脳に必要な基本的栄養素が足りていない可能性がありますので、
食事の見直しとサプリメントの摂取も考慮に入れてみてください。


また、必要な栄養素が、脳を初めとした全身にちゃんといきわたるようにするには、
身体が充分にゆるんでいる必要があります。


ガチガチに固まった筋肉は血行を悪くし、神経を締め付け、本来の脳力発揮を妨げます。


そしてそれだけでなく、必要な栄養素や酸素の供給を減らしてしまいますので、
集中力が落ちたり、気分が沈んで意欲が低下したりしてしまいます。


ですから、上述の「ゆる体操」や「散歩」などの軽微で続けやすい運動を
日常生活に取り入れることも、集中力アップ・脳力アップには大切な要件です。
充分な栄養が脳に行き届くことになるからです。


■雨音や波音を思い出すだけで、集中状態に入れるようになる方法


フォーカスCDは、数ヶ月以上効き続けることで、
脳が【全脳活性した集中状態】を覚えて、
フォーカスCDを効いていない時にも、最高の集中状態に入りやすくなっていきます。


そのプロセスを早めるコツとなる方法がありますのでご紹介します。


特に受験勉強をされている方や、定期的にプレゼンテーションをされる方には
お勧めできる活用方法です。


 1)勉強前に10〜20分くらいの時間をとって、
  フォーカスCDのお気に入りのトラックを聴き始めます。


 2)最初の5〜10分くらいは、目をつむって、脳波が同調してくるのに任せます。


 3)その後、1〜2分で今日勉強する内容の範囲全体をざっと思い描きます。
  目を開けて、教材・仕事内容を確認してもOKです。


 4)内容を確認したら、再度目をつむって、集中して勉強している自分をイメージし、
   最終的に今日の勉強・仕事を全てをやり遂げている時に感じるであろう
   【満足感】【充実感】【達成感】を先取りで、2〜3分感じてみます。


 5)その状態を保持しつつ、引き続いて、勉強・仕事に取り掛かります。


 6)勉強・仕事が終わったら、CDを聴いたまま目をつむって、
   今日、上手くいったところ、理想に近づいている部分を(小さなことでも)5つ程思い返して、
   達成感や満足感などを感じます。(それを感じることを許してあげてくださいね)


 7)引き続いて、今日の勉強・仕事でまだ改善できる部分を、1つだけ取り上げます。
   そして、イメージのなかで、次回の勉強・仕事の時に、
   その部分が少しだけ改善されている自分を想像して、勉強を終わります。


これを「習慣」にすることで、フォーカスCDを聴きながら勉強に入る度に、
よい状態にアクセスするクセが勝手につくようになると思います。
(是非、習慣にしてみてください)


数ヶ月間これを続けられるころには、頭の中で雨音(波音)を思い出すだけで、
その間に積み上げてきた脳神経系へのインプットが、一気に思い出せるようになっていくでしょう。


この方法の効果は、半分以上無意識レベルで起こるので、
ご自分では、一気に思い出せているような感じはしないことも多々あります。


続けるうちに、
試験中やプレゼン中に最高に集中できて、よい結果を出せている自分が、
らくらくイメージできるようになって、実際、それに見合った結果が得られるでしょう。


周囲の人のほうが、あなたの変化に先に気づく場合もあります。


フォーカスCDを聴き続けていること自体が、
脳に集中状態を教え込んでいるようなもなのですが、
どれくらいの期間聴けば聴いていない時もすぐに集中状態に入れるか、
というのには、どうしても個人差がありますので、
焦らずに、地道に聴きながら勉強・仕事を続けられてください。


そのときのポイントは、上手くいっている部分に焦点を当てることです。
そうすることで、意欲や集中力が出やすくなります。


聞いていない時にも集中しやすくなるには、
数ヶ月〜1,2年単位で長期間使い続けることによって、
少しずつ脳への効果を積み重ねていく必要があります。


人によっては最初の数ヶ月間に、
微々たる変化しか感じられない場合もありえますが、
使い続けておられる限り、ちゃんと効果は脳神経系に蓄積されています。


CDは、使用初期に効果を実感しにくくても、
さらに使い続けることで効果を感じられるようになる方が大変多くおられますので、
是非、効果を期待して、気長に使い続けてみてください。


上記のような方法を取り入れることは、特にお勧めです。


■エナジータッピングを活用する


また、集中力を上げるために、他にお勧めできる方法として、
【エナジータッピング】という方法があります。
(私も日ごろから使って効果を得ています)

エナジータッピングは、EFTやTFTといった「つぼをトントン叩いて感情を解放するセラピー」を
より簡単に実践しやすくまとめた、【感情エネルギー調整法】です。


こころとからだを癒してスッキリ! 魔法の指先タッピング 横田紗知代著
(絵入の薄くて分かりやすい本です)


ポイントだけ述べますと、
同書のpp78〜83に解説してある【スマイルタッピング】とその応用を習慣にすることで、
集中している自分に入りやすくなっていけると思います。


その際、集中力を一つのテーマとして、


1)こんな風に集中できたらいいのに、というイメージはどんな状態か?


というようなことを明確にして、タッピングしていかれるとよいでしょう。


タッピングを【習慣化】していくと、
ネガティブなイメージがだんだん気にならなくなってきて、
ポジティブなイメージがしやすくなっていくようです。


詳しい方法は同書を参考になさってみてください。


タッピングは「習慣」にすることで、自律神経や脳のバランスも取れやすくなっていくようですので、
CDとの相乗効果も得られると思います。


■ツボを叩かないエナジータッピング


エナジータッピングでは、手・顔・胸などをトントンと叩きます。
確かに数分でできるので仕事や勉強の合間にやるのはいいにしても、
かといって、のべつまくなしやるわけにもいきません。


そんな方のために、ツボを叩かないエナジータッピングが開発されています。


「手の横には金色」その本当の意味とは?


手の横を、水性の金色ペンで2cmくらい塗りつぶすだけです。


東洋医学的なツボ・気の流れと色の関係が研究され、
ここに金色を塗ることによって、気の流れや気持ちの流れの改善に効果があることが発見されたようです。


まあ、難しいことは抜きにして、
【リラックスできるおまじない】【集中しやすくなるおまじない】くらいに思って、
気楽にやってみてください。


Uniball Signoの水性金色ペンがお勧めだそうです。塗るのは20秒もかかりません。
(油性ペンだと効き過ぎる場合があるので、消えやすい水性のほうが良いそうです)


手の横に塗るので、ほとんど人目にはつかないと思いますが、
人に見られるのが気になる方は、寝る前に塗って、朝洗い流してしまってもいいでしょう。
寝ている間に、気の流れが調整されるようです。


***


■最後に


フォーカスCDの効果がすぐに出ない場合にも、
このように、色んな工夫をしていくことで、効果が出やすくなります。


今のところ、私が実際に試して、効果を感じたものはこれくらいです。
まだあるかもしれませんので、思いついたらまた追加していきますね。


これらをやってもダメだった、という方も是非ご連絡ください。
工夫と言うのは無限にあるものです。
一緒に考えていきましょう。


これらの方法は、フォーカスCDの効果を上げるためだけの方法ではないので、
フォーカスCDを使わない場合にも充分活用し、効果が得られます。


どうか、あなたの目的・目標が達成されますように、
できることから、楽しくレベルアップしていってくださいね。


人生は楽しいですよ♪


ではまた、別のページでお会いしましょう。


2010年05月29日 18:17