【初心の意欲】を最後まで貫き通すためのコツ【4つの段階】



新しいことを身につける・いつものパターン(クセ)を変える時の4つの段階
 
 

 
何か新しいことを身につけたいとか、今までのパターン(クセ)を変えたい時
その【最初の意欲】が続かない時がありませんか?


何か新しいことを身につける例としては、


・自転車や自動車の運転をはじめて覚える
・仕事に関する新しい技能を身につける
・スポーツで新しい技術を身につける
・勉強で新しいことを学ぶ
・新しい習慣(CDを聞き続けるなど)を身につけたい


などが挙げられます。


今までのパターン(クセ)を変えたい時というのは


・人間関係や仕事でいつも繰り返しているパターンを変えたい
・タバコや食生活などの生活習慣を変えたい
インサイトCDの瞑想で自分の生き方のクセに気付いて変えたい


などです。


その【最初の意欲】が続かない時に知っておくとよいのが、
その変化・学習のプロセスには大きく【4つの段階】がある、ということです。


自分なりの成長を確かめながら進みたい人には
この【4つの段階】を知ると大いに役に立つと思いますネ。


早速いきましょう♪


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 有能性の4段階
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何かができるようになっていくには4つの段階があると言われています。

それは・・・


1)無意識的・無能(何かができていない、ということが分かっていない)

2)意識的・無能(何かができない、ということに気づく)

3)意識的・有能(意識的にやると、できる)

4)無意識的・有能(意識せずとも無意識レベルでできてしまう)


の4段階です。


話を分かりやすくするために僕の例を話しましょう。


新しいことをやり始めて(例えば僕の場合、ヒーリングやNLPコーチングです)
最初のころは、何ができていないのか、何が分からないのかも分からないので、
ただ先輩や先生に教わるままの基本を一生懸命練習します。
これは1の無意識的無能の段階です


やっているうちに、できない自分に気付きつつ(2の意識的無能)
やればできる、効果が出る(3の意識的有能)という経験をして、
努力を続ける意欲を保ち続けます。


しっかりした先生や先輩についてポイントを教わると、
効果も出やすいので、お客さんにも喜んでいただけますし、自信にもつながります。


しかし続けているうちに、難しいクライエントさんに出会って、
2の意識的無能(できない、分からないに気付く)という段階を強烈に味わうことも度々起こります。
柔軟に対応できるほどの選択肢をまだ充分持ち合わせていないわけです。


そこで自分の無能さに打ちひしがれて意欲を失ってしまう場合すらあります。
以前の僕はそのパターンが強くて、長期間うつになっていた時期もありました。


しかし、この有能性の4段階を知ってからは、こう考えるようになりました。


  【できない、分からない】ということに気付いているということは、
  できるようになっていく途中で下から2番目の段階なので、
  始める前の1からすれば確実に進歩している。これは素晴らしいことだ。


  それに何ができないのか、何が分からないのかが、
  多少なりとも分かるようになっているので、質問をすることが可能になるし、
  自分で調べたり工夫したりすることもできる。


  この経験は、何を習得する時にも役に立つし、先に進めば自信につながる。
  分野が違っていても、似た経験をしている人の気持ちを理解したり、
  力になってあげられるようにもなる。


  それに、この【有能性の4段階】の説明が意味しているところは、
  2の意識的無能(できない、分からない)の段階を経てこそ、
  3の意識的有能(できる)に至ることができる、ということだ。


  もっと言えば、2を経なければ3にいくことは100%不可能なのだ!!
  今できないことに気付いている(=2の段階にいる)ということは、
  3のできる段階に進む基盤を作っているということだ。


  2にいることは恥ずかしいことでも劣っている証拠でもなく、喜ばしいことだ。
  できない、分からないからこそ、自由に創意工夫する楽しみがある。
  3以上の段階に上った人たちも皆、2の段階を経ている。


状況をそう捉えなおしてみると、俄然意欲が戻ってきて、
【当初抱いていた目標への意欲】を思い出しながら、
また熱心に研鑽と学習を続けていくことができました。


具体的に思い出していたのは、
自分のお客さんが喜んでいる様子を思い描きながら学び始めたころの【意欲と決意】ですね。


それは、先輩方のすばらしい結果を見聞きして、
自分にもそれができたら幸せだなあ、と思ってワクワクしていたころのことです。


またちょうどその頃、尊敬するヒーリングの大先輩から
「わたなべさんはたくさん失敗してください」
とアドバイスされたのもとても励みになりました。


尊敬する大先輩からそんなことを言われると、僕は単純ですから、
「ということは、たくさん失敗すれば確実に成長できるんだ!!」と思っちゃいました。


そして【どうやったらたくさん失敗できるか?】を考えてワクワクしたのを覚えています(笑)。


できない、分からない、という【欠けている部分】にではなく、
進んでいる、できるようになっていく、分かるようになっていく、という
【既にある積み重ね】【これからの可能性】【喜び】に焦点を当てるようになったんですね。


しかし、3の段階の【できる】という体験を積んでいても、
頻繁に【できないこと】【分からないこと】が出てきて、1や2に逆戻りすることもあります。


そんな時は2つのことを思い出します。


1)まずはむかし自転車や自動車の運転を、初めて覚えた時のことです。
どちらにおいても、まっすぐ安全に走るためのコツは同じです。


「近くばかり見ていないで、少し遠くを見ること」


直近の結果ばかりに左右されず、【最初の動機】【たどり着きたい目標・目的】を思い出して、
少し遠くを見るような気持ちで顔と視線を上げます。


すると直近の失敗が小さく見えてきて、気持ちにも余裕が出てきます。


2)もう一つは大学時代の先輩に教わったイメージです。


最初期の段階では細長く高く【土】を積み上げているイメージです。


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これは新しいことの習得をする初期の段階で、
一気に3の意識的有能の段階まで上っていったイメージです。


簡単な状況であればそのままでも問題ないのですが、
何せ土台が不安定なので、すぐ上手くいかなくなって崩れて高さがなくなります。
 
 
 
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これは、一時的に1や2の【できない・分からない段階】に逆戻りした状態です。
技術の習得に限らず、どんなことでも最初のうちはこういうことは当たり前に起こるでしょう。


そこから更に努力を続けていくと、


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たくさん失敗した分だけ、下のほうの土台が広くなって、
以前より高く積み上げられるようになります。
部分的に4の無意識的有能(意識せずにできる)技能も出てきます。


しかし、やっているうちに分からないことやできないことや、いわゆる失敗を経験して、
上のほうまで積み上げた有能感が打ち砕かれる(=崩れる)経験をします。


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こうしている間には
なかなか4の無意識的有能の技能(考えなくても自動的にできる)は増えませんが、
地道に一つずつ経験を積んでいきます。


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そうしているうちに大抵の基本的疑問が解消され、大抵の失敗が経験され、・・・
下のほうがどんどんしっかりしてきます。


同時に、一つの技能のいろんな側面の有能性が育ってきます。


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そうした地道な努力を繰り返していると、
ある日突然、神様(?)がご褒美(□)をくれます。
 
 
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いわゆる、突然開けてきたようにスイスイできるようになります。


ある程度の経験を積み重ねて【クリティカルポイント=臨界点】を超えると、
量→質の転換が起きて、全体が突然はっきり分かるようになり、
スムーズにできるようになる段階が出てきます。


全ての物事の習得の基本はこれを【ただひたすらに繰り返すこと】です。


【ただ、ひたすらに・・・】です。


フォーカスCDはこの【ただ、ひたすらに・・・】やるべきことを淡々と実行している人を、
強力にバックアップするCDですね。


フォーカスCDはこの4段階を進むスピードを加速はするけれど、
各段階を飛ばす魔法ではないんですね。


新しいことの習得に終わりの段階はありませんから、どこまでも能力アップは可能です。
そして【有能性の山】を他にもいくつも積み上げながら、生き方が豊かになっていきます。
 
 
 
さらに補足するならば【新しい行動の学習・習慣化をするとき】には、
次のように意識することが大事です。


 ・新しい行動の「反復」は、その結果に影響されやすいものだということを理解しておく。
  (つまり行動直後のマイナスの結果は、決意をゆらぎさせやすいとあらかじめ認識しておく)


 ・2〜3回の行動の結果で、「や〜めた」とならないように、
  最低10回ぐらいは、統計を取るようなつもりで、やり続けると最初から決めておく。


 ・「マイナスが出た」り、「不変」のときには、すぐに誰かと話す。
  そして気持ちを軽くしたり、どのような行動のマイナーチェンジが必要か明らかにしたりする。

  インサイト・フォーカスCDをご利用になりながらのご相談でしたら、
  こちらまでお気軽にご連絡ください。


 ・直近の結果に影響されないように、その行動を実践し続けることで、
  将来的に何を手にするのか、ヴィジョン(目標・目的の具体像)を明らかにしておく。
  (ヴィジョンがはっきりしていれば、直近の結果に一喜一憂しません)

  もう一度、自転車や自動車の運転を覚える時のことを思い出してください。
  どちらにおいても、まっすぐ安全に走るためのコツは同じです。

  「近くばかり見ていないで、少し遠くを見ること」
 
 
 
実はこの【有能性の4段階】は、インサイトCDを使った瞑想で
【気づき】を深めていく時にも当てはまるんです。


1)気づきのない状態 自分が何をしているのか分かっていない

2)気付きはあるが、まだ行動を変えられない状態。
  自分が役に立たないことをしていることに気付いてはいる。

3)気づきがあって、実際に役に立つ思考・行動を選べるようになる

4)意識せずとも自動的に、目的の役に立つことしかしなくなる


インサイトCDを使った瞑想は、
CDを使わない瞑想に比べて確かに質の良い瞑想になるんですが、
すぐに何でもかんでも上手くいくようになるとは限りません。


インサイトCDの瞑想はこの4段階を進むスピードを加速はするけれど、
各段階を飛ばす魔法ではないんですね。


ですから、1・2・3あたりを行ったりきたりしていても、
それは誰にでも起こることですから、どうか動揺せずに使い続けていってください。


インサイトCDを使用しながら途中でどんな経験をしたとしても
それは必要な経験が加速されて起こっているのです。
(てんかん発作の場合には医師の指示を仰いでください)


開発者のクレーマーさんも7年使い続けていまだに効果を感じているそうですし、
僕自身も2年使い続けていまだに効果を感じています。
 
 
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最後に僕の好きな格言を。
 
 
 
富士山はなぜあれほど美しく、高い山なのか?


それは裾野がどの山よりも広いからだ。

2007年09月26日 15:25