Immrama Instituteの和音複層音源技術(Harmonic Layering Process)についての詳細



《このページは、Immrama Institute社HP内のMore Details About Our Harmonic Layering Process
を翻訳したものです。》

***

以下の情報は、Immrama InstituteのCDで利用されている「和音複層音源技術」に関する
かなり突っ込んだ詳細に興味のある方のためのものです。


この技術は高度に複雑であるため、このページに解説されている技術的な詳細を読む前に、
まずは脳波テクノロジーの解説の他の項目をよく読んで、
バイノーラル音源技術がどのように作用するのかに親しまれてから、
読み進むことをお勧めします。


■Immrama Insitituteの和音複層音源技術(Harmonic Layering Process)と他社の音響技術との違い


他社が”harmonic matrix””multi layering””harmonically layered frequencies”
というような表現をしている場合、実際になされていることは、
洗練されていない形でバイノーラル・ビートをとても単純に重ねているにすぎません。


そこで使われているやり方は、とても簡単に真似できてしまうものであり、
Immrama Instituteが開発した、とても複雑で洗練された和音複層音響技術とは、
全く似ても似つかないものですので、その違いを明確にしておくことが重要だと考えます。


類似品に惑わされないでください。
他社が使っているほとんどの方法は、真の意味で和音(harmonic)でさえありません。


”harmonic=ハーモニック/調和の取れた/和音の”という言葉が、気を引きやすいから使われているにすぎません。
Immrama InstituteのCDだけが、真の意味でのHarmonic Layering(和音複層技術)を使っています。


■他社の”harmonic matrix”などがどのように作られているか。


他社の”harmonic matrix”などでは、典型的には
バイノーラル・ビートを誘導するために単一の周波数ペアを使う代わりに、
複数の周波数ペアを使っています。


例えばある他社製品での形態の例を考えてみると、

 200Hzと205Hzのペアが一つ(5Hzのバイノーラル・ビートを誘導)
 230Hzと235Hzのペアが一つ(これも5Hzのバイノーラル・ビートを誘導)
 270Hzと275Hzのペアが一つ(これも5Hzのバイノーラル・ビートを誘導)

などといった具合に周波数のペアを重ね合わせた音源を含んでいて、
それら全てが同時に同じトラックの中でずっと鳴っています。


場合によっては、ある周波数ペアのみ振幅を強くする、
ということが行われていることもあります。


このように、単にいくつもの周波数ペアを使う方法が、ほとんどの他社が言うところの、
”harmonic matrix”や”harmonically layered frequencies”という言葉が指している
技術内容です。


そこにはなんら音楽的なハーモニー(和音)が存在していないのにもかかわらず、
単に複数の周波数が重ねられているだけで
”harmonic(ハーモニック)"という言葉が使用-もしくは誤用-されています。


■Immrama Instituteの和音複層音源技術(Harmonic Layering Process)はどのようになっているのか


Immrama Instituteの和音複層音源技術は、本質的により複雑なものです。
そこには、とても正確かつ固有な方法でブレンドされた複数の層をなす周波数が含まれています。


上述の他社製品とは違って、ランダムに周波数ペアを組み合わせて層にするようなことはしていません。
また、いくつかの周波数ペアの中で一つだけを他のものより強くする、などといったこともしていません。


Immrama Instituteの和音複層音源技術(Harmonic Layering Process)では、
音源となる複数の周波数はとても正確に配列されています。


また、固有の和音のコンビネーションが維持されるように、
トラックの全体の流れの中で繊細に周波数を変化させています。


Immrama Instituteの和音複層音源技術(Harmonic Layering Process)は、
音楽学(Music Science)の原理にその基盤があります。


それぞれの周波数は、音楽でいうところの特定の音程の音に対応しています。
和音的に心地よい音楽を作曲する時と同様のやり方で、複数の周波数が和音的にブレンドされています。


音楽でも、複数の音がきれいな和音となったり、不快な不協和音になったりしますが、
Immrama Instituteの音源に含まれる複数の周波数はきれいな和音となるような組み合わせでブレンドされています。


Immrama InstituteのCDはどれも、CDの最初から最後まで、そのどの瞬間を切り取っても、
周波数は正確かつ巧みに和音となるよう組み合わせられています。


つまり”Harmonic”という言葉の真の意味を実現しています。


バイノーラル音源は、雨音や波音の下に隠され、
しかもほとんど聞こえないくらいのとても小さな音量で録音されていますので、
音楽のように大きな音で聞こえるわけではありません。

しかし、実はそうである方がむしろ、
脳はより効果的にバイノーラル音源(それは耳と心に心地よく響くような和音としてブレンドされている)に反応します。


この工夫によって、音響技術の効果が高まり、
脳がスムーズに快適にバイノーラル・ビートに共鳴できるため、全脳シンクロ現象がより深まります。
それによってさらに、脳の多くの部位を活性化できるため、全般的な聴取体験が向上します。


Immrama Instituteの「和音的に重ねられた脳波誘導音源」では、
単に望ましいバイノーラル・ビートを誘導するためだけに、周波数が選ばれているわけではありません。


音源のすべてのタイミングにおいて、他の全ての周波数ともハーモニー(和音的)となるように
周波数が選ばれています。


このような原理に基づいて複数の周波数の適切な組合せを見つけることは、とても複雑なプロセスで、
多くの実験作業と時間をかけて開発してきました。


なぜそのプロセスはそれほどまでに洗練され複雑なのでしょうか?


全体の周波数のグループの中からたった一つの周波数を調整しても、適切な和音構成を維持するためには、
他のすべての周波数を調整する必要が出てきます。


周波数は、どの瞬間においても望ましいバイノーラル・ビートを誘導するように常に調整されていなければなりません。
また、誘導されるバイノーラル・ビートは、脳を適切な状態に導くため、音源の進行に従って変化しています。


ですから、一つの周波数が変化すると、他の全ての周波数もそれにあわせて、
微妙に上げたり下げたりさせて、和音が維持されるように変化させる必要があるのです。


全ての周波数が和音的になり、同時に、適切な脳波状態に誘導されるように、
全ての周波数が調整され続けています。


Immrama InstituteのCDは、どの瞬間を切り取っても、この方法に基づいて作られています。


上記に加えて、Immrama InstituteのCDは、周波数を複数の層にして、脳を複数のレベルで刺激していますので、
各層のそれぞれの周波数が、同一層内の周波数とも、別層の周波数とも和音的に調和するように調整されています。


また全ての周波数は、振幅も変化させています。
音源の様々なポイントで振幅を変化させていますので、特定の周波数グループだけがずっと強いまま、ということはありません。


脳を複数のレベルで同時に刺激するための工夫がしてあるのです。


Immrama Instituteでは、確認できる他社のバイノーラル音源製品を徹底的に研究していますが、
Immrama Instituteの和音複層音響技術は、他社製品では決して使われていない、
真にユニークで革新的なバイノーラル音源技術だと確信しています。


聴取者が体験するその効果レベルの高さが、その価値を証明するものとなっています。

2009年11月22日 20:41