バイノーラル・ビート発見の歴史
インサイトCD、フォーカスCD、ドリームウォークCDに使われている
バイノーラル・ビートは1839年、ドイツの実験家H.W.Doveによって発見されました。
両耳に別々の周波数の音が入ると、脳はその違いを何とか調和させようとして、
2つの周波数差のビート(第3の幻の音=バイノーラル・ビート)を作り出します。
例えば、左耳に100hz、右耳に105hzの音を聞かせると、脳は、その差の5hzのビートを作ります。
研究によって、脳波がこのバイノーラル・ビートの周波数に同調することが分かりました。
この現象を周波数追いかけ反応(Freqency Following Response)といい、
ニューヨーク・マウントシナイ病院の生物物理学者Gerald Osterによって、
1973年に入念に実験・検証されました。
このバイノーラル・ビートと周波数追いかけ反応の研究は科学誌Scientific Americanに掲載され、
バイノーラル・ビートによる脳機能向上の研究のさらなる展開に貢献しました。
その研究以降、全世界の数多くの科学者や医師によって
バイノーラル・ビートの有効性が認められるようになりました。
2005年11月08日 19:30
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